チャンピックスで禁煙を目指そうとする男性の手

「今回ばかりは絶対成功させるぞ!!」そう呟いたのは5回目の禁煙に挑む一人の男。何度やっても禁煙に失敗してきたこの男。しかし今回は成功しそうだ。何故なら彼の手にはそう、あの、「チャンピックス」が握られているから。

ムスカリン受容体とチャンピックスを倦怠感について

神経伝達物質の一つにアセチルコリンが在ります。
アセチルコリンは自律神経に作用を促し、分泌を増加させる作用、身体の筋肉を動かす作用など在り、農薬などの中毒により過剰に作用してしまい、不足することで重症筋無力症と呼ばれている病気に発展してしまうと言われています。

尚、アセチルコリンは脳内の受容体に結合をして様々な作用を促しますが、アセチルコリンにはムスカリン受容体とニコチン受容体の2つがあり、ムスカリン受容体はムスカリンと呼ばれている物質で刺激を受け、ニコチン受容体は煙草に含まれているニコチンにより刺激を受ける事になります。

尚、煙草に含まれているニコチンが結びつくのはニコチン受容体であり、この結びつきをブロックする事が出来る禁煙補助剤がチャンピックスです。

チャンピックスを服用すると倦怠感などの副作用が生じる事も在りますが、ニコチンが受容体と結びつくのを防止するためにこのような症状が起こる事も在ると言われています。

但し、ニコチン受容体にニコチンが結びつくというのは煙草を吸った時であり、チャンピックスを服用して禁煙をしている時に煙草を1本だけ吸ってしまった場合、ニコチンは受容体と結びつくことが無くなるためニコチン依存症を治療することが出来ると言うメリットが在ります。

因みに、受容体にニコチンが結びつかないので煙草を吸っても良いと言う事ではありませんし、チャンピックスを服用している時に吸った煙草と言うのは、禁煙治療を開始する前と比べると煙草がこんなにまずいものなのかと感じさせる作用も在ると言われており、今まで何度か禁煙にチャレンジをしたけれども途中で元に戻ってしまったと言った人も禁煙成功に導いてくれる可能性が在ります。